創業から90年余り、原木栽培しいたけ一筋に商いをしてきました。しいたけがあることが当たり前の生活の中
私、4代目の武久景子は以前はしいたけ屋でありながらしいたけが大嫌いでした。
父から事業を継承し、ある撮影で苦手なしいたけを食べざる得なかった時、食べた自社のしいたけの美味しさに衝撃を受けました。
本物のしいたけは美味しい。クヌギの木を伐採しそこから2年、太陽の光と水、木の栄養のみで育ち、そこからさらに乾燥させ”乾しいたけ”を作っていきます。
ようやくできたしいたけは、歯ごたえがあり、口に入れた時は旨味が広がります。しいたけは1000年以上に続き、常に日本人の食生活を支えてきました。
陽より子は、創業90年の株式会社武久の直営店です。5年前より子ども達に日本古来の基本の味『旨味』を継承したいと、だしの効いたお味噌汁を中心としたランチの提供を始めました。
また、しいたけをより手軽に使っていただけるよう、原木栽培しいたけを使った商品も開発販売しています。
これからも、日本古来の基本『旨味』を100年先まで守り伝え続けて参ります。
私が長女を出産し数カ月たった時、顔中にできる湿疹に悩まされていました。とにかくかゆそうな我が子を見る度にどうしたものか悩んでいた時、食の先生に言われた一言がありました。
「あなたは何食べてる?」
当時母乳だった私は、自分が食べたものが全て血液を通してわが子へ繋がる。
「しいたけのだしの効いたお味噌汁とごはんに変えてみたら?」と言われ、食事を変えた2日後、見事に湿疹がひきました。このことが会社の理念でもある子ども達に伝えたい食の原点になった出来事です。
もぐもぐだしは冷水ポットにだしを入れておくだけ。お味噌汁も煮物も洋風のスープも、だしさえあればどんな料理も簡単にそして美味しくなります。そして何より、子ども達が「美味しい」と言って食べてくれる笑顔は元気のもとになります。
しいたけといりこと昆布、素材をまるごと入れることで目に見えて安心安全、かつ旨味の相乗効果で各段に料理が美味しくなります。離乳食の時から使うことで味覚が育つ時期にその基本を作るお手伝いをいたします。
しいたけは日本の食に寄り添い1000年の歴史を歩んできました。これからは更に手軽に使えるしいたけの商品の開発をしつづけ、お届けしていきます。